放課後の生徒会室、鍵をかけたその先で。


静かにライトアップを眺めていた時、俺は話を切り出した。

「あのさ、宇佐美」
「なんですか?」

「こ、告白の返事……いつまで待たせるんだ、とか思ったりしないのか?」

宇佐美の真剣な気持ちがようやく分かった俺。
その気持ちが嬉しいと思いつつも、好きってどういうことなのか未だに分かっていない。

もしかしたらずっと答えが出ないのかもしれない。
そう思ったら、今すぐ返事をした方がいいじゃないかと思った。

「思いませんよ」
「えっ」

「俺……ずっと待ってたんです。先輩に告白をするタイミング。告白した時もあなたが俺を好きじゃないことも分かってた」

宇佐美……。

「だから、振り向くまでいつまでも待ってます」

「そ、そんなの……もったいないだろ?宇佐美を好きな人はたくさんいるかもしれないのに、俺にばかり時間を使うのは」

「俺が好きなのは唯人先輩だけです。他の誰もいらない。あなただけが欲しい——」

真っ直ぐな瞳。
その瞳には俺しか映っていなかった。

「あ、い、や……その」
「ふふ、そうやって困るくせにどうしてそんなこと聞くんです?」

「それは……」
「まっ、先輩らしいですけどね」