放課後の生徒会室、鍵をかけたその先で。


学校で見せるクールな顔とは別人のようだ。

心臓がうるさいほど鳴っているのが、背中越しにバレてしまいそうで怖い。

「離れろって……誰か来たらどうするんだよ」

「鍵かけましたから大丈夫です。それに……恋人なんですから、充電させてください。今日俺、頑張ったでしょ?」

「充、電って……」

仮に付き合っただけなのに、もう宇佐美の方はもう恋人同士を受け入れている。

(っていうか、本当に、俺でいいのか……?)

宇佐美はかっこいいし、仕事もできる。

1年生の間でも女子生徒がウワサしているのをよく耳にする。
それに比べて俺は、地味で、不器用だし……釣り合ってなくないか!?

「……唯人さん、またよくないこと考えてる」
「えっ、いや……」

「隠しても無駄ですよ。俺、唯人さんのことなら全部分かりますから」

顔をのぞきこまれて恥ずかしくなる。

「別にそんなんじゃ……」
「まぁいっか。付き合ったんだからいくらでも言えますもんね」

「いくらでも?」

俺が聞き返すと、宇佐美は言った。