初めて聞く、宇佐美の本音。
「ほ、本当なのか?」
「こんな時にウソなんてつきませんよ」
宇佐美は俺の手を優しく握った。
その手からも、言葉からも熱が伝わってくる。
「ずっと言いたかった。先輩。俺はあなたが好きです。誰よりも」
「……っ」
顔が熱い。
どうしていいか分からない。
不安でいっぱいでどうしていいか分からなかった時、思い出すのは宇佐美の顔ばかりだった。
生徒会で一人寂しい時、ドアが開くのを期待していたのは、宇佐美が来てくれるのを待っていたからだ。
それなのに……。
ズイッと宇佐美が俺に詰め寄る。
「いい加減、俺の気持ちに向き合ってくれませんか?」
俺はとっさに目を逸らした。
「わ、分からない……」
そんなの分かるわけない。
だって宇佐美は俺を……どうして好きなんだ?
「嫌じゃなかったのか?俺は宇佐美が生徒会長にならないように誤解されるような写真をバラまこうとしたんだぞ!?こんなヤツだったんだって普通なら幻滅するだろう?」


