「また改めて俺の方から連絡します」
冷徹な声。
こうして俺は生徒会室を途中で出されることになった。
正常な判断だ。
宇佐美はいつも正しい。
やっぱり、俺なんかが生徒会長になるべきではなかったな。
このまま、みんなに迷惑をかけるくらいなら……。
今、辞表を提出した方がいいだろう。
俺はその足で赤沢のところに向かった。
赤沢がいる空き教室に入ると、彼はニヤニヤ笑っていた。
「いい気味だな。会長なのにメンバーから外されるなんて、笑っちゃうよ。でもあれだ……休みになると情報を掴みにくいな」
「赤沢、あのな」
俺は彼に強く伝えた。
「もう正直に俺のやってきたこと、みんなに伝えるから……こんなことは辞めてくれ。生徒会は降りるから、赤沢がしっかりやってくれるならバトンを渡す。頼むよ」
今までウソをついていたのが悪かった。
卑怯なことを隠していたバツがあたったんだ。
「いいや、ダメだ!俺の目的はまだ終わっていない」
「目的って……」
すると赤沢は口角を上げて伝えた。
「よし、会長。次の命令は宇佐美直人を階段から突き落として怪我させて来い」


