「まさか宇佐美の地位を堕とすために写真をバラまこうとしていたなんてね。信用していた俺がバカだったみたいだ」
「……っ、あれは」
「なにか言い訳があるのかい?」
なにもない。
俺がしたこと。
それは事実だ。
「もしこれを俺がみんなにバラしたら、どうなるだろう……」
――ドクン。
「キミを信用して票を入れてくれたのに、さぞガッカリするだろうなあ」
手が震える。
ドク、ドクと嫌な音が心臓を鳴らす。
「それだけじゃない。今のこのタイミングで明らかになると自分だけのことだけじゃなくなる。今年の生徒会は……そういう言い方をされるんだ。頭のいいキミなら分かるだろう?」
ジリジリと迫りよってきた赤沢はニヤリと笑いながらそんなことを言う。
そう、だ……。
今バレてしまったら生徒会の不祥事として多くの人に広まってしまう。
「そうなったらどうだろう。キミが一生懸命やって来たことはグラグラと崩れ出して、もう立て直すことなんて出来やしない」


