放課後の生徒会室、鍵をかけたその先で。


どうして宇佐美なんだ……。
あんなにひどいことをしたのに、いつも分かってくれるのは宇佐美で……。

なんでこんなに優しいんだろう……。
そう思った時。

──ドォン……!

盛大な音が響き、窓ガラスがビリビリと震える。
色とりどりの光が俺たちの影を揺らした。

「……うれしい」

心の底から出た言葉だった。

「ありがとう……宇佐美」

俺が微笑むと、宇佐美もまた嬉しそうに目を細めた。

最後の文化祭。
花火の音と、包まれた心の温もり。

そして一番記憶に焼き付いたのは、宇佐美のまっすに俺を見つめる瞳だった。