生徒会長と秘密の契約



強くならなくちゃダメだ。
ひとりでなんでも完璧にこなして、誰からも頼られるような存在。
生徒たちの代表として立つために、俺は血のにじむような努力をしてきた。

だから……。

「俺が先輩のこと、めちゃくちゃに甘やかしてあげますよ」

そんな言葉に惑わされたりしない――。