言祝ぎの子 結 ー国立神役修詞高等学校ー


二人は顔を見合せて頷いた。考えていることはどうやら同じらしい。ほぼ同時に一歩前に出ると、胸をどんと叩いた。


「恵衣さんの仕事、手伝います」

「3人でササッと終わらせましょう!」


でも、と言いかけて口を閉じた。

側役の二人は審神者代と全く同じように神事に参加している。巫寿が休んでいるということは、この二人も休憩時間だということ。

二人も休むべきなのでは、と言おうとしたが、そんなことは承知の上でこの二人は自分を探しに来てくれた。

今はその気持ちに甘えよう。


「ありがとう、頼む」


二人がパッと笑って「はい!」と大きく頷いた。