くしゃりと顔を歪めた巫寿がぶんぶんと首を振って叫ぶ。
「やぁぁっ!」
次瞬間、土塊が一瞬にして砂に戻った。ざぁっと音を立てて地面の上に降り注ぐ。燃えて出た黒い煙は柔らかい白い光を発して空気中に溶けて消える。
残ったのはその光景を呆然と見上げる神使達だけだった。
「ちょっと何事!?」
騒ぎを聞きつけたのか、縁側から飛び出してきた志ようが畑のように掘り返された庭の土と、巫寿を抱き上げて空を浮遊する騰蛇に眉を釣り上げる。
「────あんたたち何してんの! 逃げるな勾陳ッ! 騰蛇も今すぐ降りてきなさいッ!」



