瞼が重そうに下がっていくのを見て、優しく上下に揺らしてやるとすぐに口を閉じて目を瞑った。 眠った巫寿の顔を覗き込みながら二人が信じられないとでもいいたげな顔をする。 「すっげぇ……泣き止んだ……」 「なんで騰蛇が赤ん坊のあやし方なんて知ってんのさ?」 「先代に教わりました」 「なるほどな、あのバーサンか」 泣き止んだのを見てこれ幸いと「あとはよろしく!」と二人は居間から逃げていく。静かになった居間に取り残された騰蛇は、自分の腕の中に眠る赤ん坊を見下ろした。