言祝ぎの子 結 ー国立神役修詞高等学校ー


「おそらく天司の妖力だ。あいつは風を操る」


目を細めた亀世が暗闇の向こうを睨みつけた。建物全体が揺れるほどの威力だ。敵はどれほど強いのか。


「急ぐぞ」


鶴吉の言葉に頷いた二人。三人は勢いよく駆け出した。