言祝ぎの子 結 ー国立神役修詞高等学校ー


あれはおそらく生霊のような類いだ。強い想いが姿形となって現れて、何かを伝えようとしていた。

もし本当にあれが白虎の生霊で、私に何かを伝えたくて現れたのだとしたら、必ずまたこの場所まで私に会いに来るはずだ。

私たちはそのまま拝殿まで進むと、並んで手を合わせた。

風が吹いて拝殿の鈴が揺れる。胸騒ぎがするような、荒々しく激しい音色だった。