カーテンの隙間から差し込む光。
眩しくて、思わず目をつぶってしまう。
一階からは、なんだか忙しそうな声がするが、俺には関係ない。
『……起きるか』
リビングでは、満月がぐったりしている。
「大丈夫か、満月……」
「うん、まあ。……あ、はい」
「三十八度……。熱があるわね。今日は休みましょう」
「うん……。風邪かな……」
そういえば、最近風邪が流行っているらしいって、雪宮が言ってたな。
「……お母さん、仕事行くから。学校休む連絡は入れといたから」
「うん、ありがと……」
満月をじっと見つめてしまう。
……良いな、満月は。
愛されていて。
必要とされていて。
……俺にはないものを持っていて。
「じゃあ、父さんも行くな」
「うん……。いってらっしゃい」
しんどそうな満月を、なんとなく、置いていけない気がした。
とりあえず、雪宮の家に向かう。
「……葉月?」
『あ、雪宮……。実はさ……』
雪宮の家の近くの公園でばったり会う。
雪宮には、この前、家を教えてもらった。
「そっか、弟さんが……。うん、今日は、近くにいてあげな。視えないだろうけど、何か感じるかもだし。体調悪い時って、心細くなるもんね」
雪宮は、優しく微笑んだ。
……でも、俺なんかがいても、満月は喜ばないだろうな。
眩しくて、思わず目をつぶってしまう。
一階からは、なんだか忙しそうな声がするが、俺には関係ない。
『……起きるか』
リビングでは、満月がぐったりしている。
「大丈夫か、満月……」
「うん、まあ。……あ、はい」
「三十八度……。熱があるわね。今日は休みましょう」
「うん……。風邪かな……」
そういえば、最近風邪が流行っているらしいって、雪宮が言ってたな。
「……お母さん、仕事行くから。学校休む連絡は入れといたから」
「うん、ありがと……」
満月をじっと見つめてしまう。
……良いな、満月は。
愛されていて。
必要とされていて。
……俺にはないものを持っていて。
「じゃあ、父さんも行くな」
「うん……。いってらっしゃい」
しんどそうな満月を、なんとなく、置いていけない気がした。
とりあえず、雪宮の家に向かう。
「……葉月?」
『あ、雪宮……。実はさ……』
雪宮の家の近くの公園でばったり会う。
雪宮には、この前、家を教えてもらった。
「そっか、弟さんが……。うん、今日は、近くにいてあげな。視えないだろうけど、何か感じるかもだし。体調悪い時って、心細くなるもんね」
雪宮は、優しく微笑んだ。
……でも、俺なんかがいても、満月は喜ばないだろうな。



