確かにじゃなくてだなあ!

「だって、優しいし、凪のことめっちゃわかってるでしょ?凪が落ち込んでる時は側にいてくれるし、なにより凪を一番大事にしてるじゃん!」

そう言って、悠馬が俺と碧斗を交互に見る。
碧斗は相変わらず無表情で、なにを考えているのかサッパリ分からない。

そう言われれば確かに当てはまっているような気がするが、碧斗はちげぇだろ!

誰が男を……しかも友達を紹介しろって言ったんだよ。

「お前ら……適当に決めやがって!俺のことだからどうでもいいって思ったんだな!」

俺が怒りながら伝えると、悠馬は腕を組みながら堂々と言った。

「いや、意外とそうでもないぞ」

どこがだよ!

「そうだね。案外相性ばっちりだったり?」

一樹も言う。
すると悠馬は俺の手と碧斗の手を無理矢理手を繋げさせた。

「ってことで、カップル成立おめでとう〜!!」

お、お前……!
一樹も真面目な顔をして拍手をしてくる。

こいつら、まじで悪ノリがすぎるぞ。