そ、そうなのか!?
たったそれだけで無理ってなるのか!?
「付き合う前はめっちゃカッコイイと思ったんだけど、イメージ崩れちゃってさ。ソッコー帰って、夜にメッセージで別れようって送ったよね」
「それは冷めるわぁ」
女子コエ―!
するとそれを聞いていた悠馬が言う。
「今は、付き合うのが難しいんじゃなくて付き合った後の方が難しいよね」
こそっと一樹と話をしている。
「たしかに蛙化っていつなるか分からないし、こっちには理解しがたいこともあるしね」
その時、俺は顔をガバッと上げた。
それだ!それに決まりだ!
俺と碧斗はちゃんとデートっていうデートをしたことはない。
1日中一緒にいて、いつもと違うことをすれば俺の嫌なところが目に入ること間違い無し!
そうと決まれば簡単だ。
「碧斗、今週の日曜日あいてるか?どこか出かけようぜ」
「それってデートのお誘いってこと?」
「ああ、そうだ!デートのお誘いだ」
自信満々言うと、碧斗は嬉しそうな顔をした。
「もちろんだよ!」
絶対に、お前に蛙化させて、別れてもらうぞ……!


