ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる


不快だって言うんだ!
すると……。

「キャー!!ありあり」
「ふたり、そういう関係?OK!把握しました~」

へっ……?
女子たちはニコニコ笑顔を見せながら黄色い声を出している。

なんか盛り上がってねぇか?
すると、俺の肩をポンと叩く女子。

「凪くん、応援するからね」

そして軽く拳を握り、親指を立ててみせた。
いや、グーじゃなくて……。

そして碧斗がさらりと言う。

「ありがとう、みんな」

いやいやいや!
ありがとうじゃなくてだな。

なにちょっと嬉しそうな顔してんだよ、碧斗は……。

「じゃあ私たちはお邪魔になっちゃうから、またね!」

そう言うと、女子は全員空気を呼んで帰っていった。

「あ、待っ……ちが」

どうして……どうしてこうなる。

「凪、ありがとう……じゃあさ、帰ろうか」

碧斗はなんだか照れくさそうに立ち上がた。

おい、待てよ。
なんか思ったのと違う方に行ってねぇか。

「俺、嬉しかったな。凪があんな風に思ってくれるなんて」

ちげーよ!違うって……!
あれは俺の本心じゃねぇ。

「なんでこうなる……」