ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる


どう考えても分かるだろう?
碧斗だってそんなに勘が悪いわけじゃないはずだ。

すると碧斗は追い討ちをかけるように言った。

「……凪、自分の言葉に責任持とうね?」

爽やかに告げられた言葉に俺は声すら出すことができない。

「じゃあ、これからもよろしく」

そう言うと、碧斗は立ち去ってしまった。

「なんで別れてくれないんだよぅ~」

俺は情けない声を漏らし、壁にずるずると背中を預けることしかできなかった。

まだまだこのノリではない本気の関係が続きそうです。