男同士でこのデカパフェをチャレンジするのは異様な凪景だったが、こうやって好きなものが似てるところとか、同じことで喜べるところが碧斗は友達として最高の存在なんだよなぁ……。
ひとしきり食べて、お腹がだいぶ満たされてくる。
俺も碧斗も疲れたようにイスにもたれ掛かった。
「だいぶ食ったな……」
さっぱりしたイチゴが食いたいが、あとひとつしかない。
碧斗の金だし、ここは遠慮するか……なんて思っていると。
「凪」
碧斗が自分のスプーンを俺の目の前に差し出してきた。
スプーンの上には、一番デカいイチゴが乗っている。
「え」
俺が顔を上げると、碧斗は目を細めながら言った。
「食べたいんでしょ、いいよ。あーん」
「……は?なにして……」
「いいから」
すっと口元に差し出すものだから、俺は思わずパクっとイチゴを口に入れた。
周りの女子たちが俺たちを見てひそひそとウワサする。
「え、今の見た?」
「あーんってしてた……かわいい」


