「あ、碧斗。冷静に考えてくれ」 「考えてるよ。凪はさぁ……俺の気持ち弄んだってこと?」 「ち、違うそうじゃなくて……」 う、う……。 なんか立場が悪いぞ。 「凪はそんなことする子じゃないよね」 「は、はい……」 言い負かされてしまった俺。 碧斗は俺の机に置いてあったカバンもひょいと掴み、俺の手に押し付けた。 (……詰んだ) やべぇ。 ノリで付き合うって言っただけなのに、本気にされちまったんだけど!?