それからも俺は過剰なほどに碧斗の行動ひとつひとつに反応してしまった。
プリントを渡した時に手と手が触れ合えば、びくりと反応してしまうし……碧斗が飲んでいるペットボトルのジュースにくぎ付けになってしまうし……。
しまいには……。
「凪、飲む?」
碧斗がペットボトルを差し出してくるのに対して、顔を真っ赤にしてしまい……。
「い、いらねぇよ!」
普通に今までやってたことに対しても過剰に意識してしまって、一日中心臓がドキドキして休まらなかった。
みんなこうなのか……。
恋するとこうなっちまうのか!?
「ちょっ、外行く」
「あ、凪……!俺も」
「お前は来んな」
ついて来ようとする碧斗を止め、俺は花が植えてある校門前にやってきた。
俺は深いため息をついて花壇の縁に腰を下ろした。
色とりどりの花が風に揺れている。
ちょっと前まで友達だったのに、不思議なもんだよな。
今は意識しまくってて……恋人同士って……。
正直どう一緒にいたらいいのか分かんねぇ。


