「キス……した」 「なん、で……」 俺たちはあの日、友達に戻ったはずだろう? それなのにどうしてキスなんか……。 隼人は苦しげに顔を歪めると、ベッドの縁に座り込み深く項垂れた。 「ごめん。自分で言ったけど、やっぱり友達には戻れない」