======== この物語はあくまでもフィクションです =========

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 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 山並郁夫とは、俺のこと。
 俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
 長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
 ところが、人生、思ったようにはいかない。

 俺は、隊長大文字伝子と運命的に出逢ったことで、今後の方針を固めた。
 それは、『闇サイトハンター』として、EITOに、いや、大文字伝子に協力していくことだ。

 3月27日。
 早朝。グレート・グリフォンが、直接の挑戦状を警視庁に送ったようだ。
 やはり、「アナグラムの使い手」の相棒を亡くしたから、「最終決戦」に持って行くしかないか。
 数時間後。俺は、闇サイト情報で、ダークレインボウの組織の許可を得ずに新しい『幹』が動き出したのを察知した。その名は「パラ・リヴァイアサン」。いよいよ、闇バイトを操っていた「本体」のお出ましか。
 俺は迷った。EITO東京本部にメッセージを送るのを止めて、速達で久保田管理官に送った。
 EITO東京本部にも「ホワイトハッカー」がいるからだ。
 多分、草薙という人物だ。
 警視庁にハッキングして得た「出向」データにITに詳しい一般採用は彼ぐらいのものだ。
 他の者は、コンピュータは使いこなせても「オペレーション」での話だ。
 プログラムが出来ないハッカーなんてあり得ないのだ。
 送ってから、間に合うかな?と思ったが、もう遅い。送っちまったぜ。
 いざとなれば、「割り込み」をかけるさ。詰まり、現場に行く。決戦は3月30日だ。
 3月30日で日曜日?どこかで聞いたような?まあ、いいや。

 ネットで注文していた、「ドローン」の本が届いた。草薙が以前、何冊か注文していたから不思議に思っていた。
 そうか。「闘い」に「ドローン」を利用するのか。大した技術だな。
 本から目を離し、しばし考えた。
 いいや。
 昼寝してから、じっくり読もう。

 ふと、ドラッグストアのおねえさんが綺麗なことを思い出した。
 欲求不満かな?ゆうべの夢にも出てきた。

 いやいや、「心の浮気」も自粛しなくては。
 何せ、俺の「女神」は伝子様なのだから。
 いつでも、味方するぜ!!
 ―完―