どうしよう、と言いながら、リコちゃんがいきなりしゃがんで顔を伏せる。
ふわりと一瞬制服が空気を含んだとき、リコちゃんの心が弾んでいる理由の「恋」が、少しだけわかった気がした。
「ドタドタ走ってきてごめんね、ぽすちゃん。誰かに言いたくなっちゃって」
リコちゃんが、僕の頭を撫でる。
「でも、こんなことぽすちゃんにしか話せないからさ」
いいよ、リコちゃん。僕は、君の話が聞けるだけで嬉しい。
またね、と言って帰っていく背中を見つめ、僕は恋について考えていた。
僕は言葉を知らないから、よくわからないけれど。
「恋」のことを、今、少しだけ知れた気がする。
ふわりと一瞬制服が空気を含んだとき、リコちゃんの心が弾んでいる理由の「恋」が、少しだけわかった気がした。
「ドタドタ走ってきてごめんね、ぽすちゃん。誰かに言いたくなっちゃって」
リコちゃんが、僕の頭を撫でる。
「でも、こんなことぽすちゃんにしか話せないからさ」
いいよ、リコちゃん。僕は、君の話が聞けるだけで嬉しい。
またね、と言って帰っていく背中を見つめ、僕は恋について考えていた。
僕は言葉を知らないから、よくわからないけれど。
「恋」のことを、今、少しだけ知れた気がする。



