「律は悪い陽キャじゃねーよ」
思わず、庇ってしまう。
浩二も武も驚いていたが、すぐに納得したようだ。幼馴染だって話したことがあったのを覚えていたのだろう。
「葉山は陽キャ寄りだからな」
「ですです。真の陰キャにはなれてないのです。悪い陽キャじゃないのはわかりますが、陽キャそのものが近寄りがたい存在であります!」
浩二も武も好き勝手なことを言う。
悪口を言う根性もない奴らだが、陽キャには痛い目で見られ、同時に嫌がらせも受けてきた経験がある。その経験が律に対する偏見に繋がっているのだろう。
葵も、かつて、律の自称親衛隊に嫌がらせを受けたが、やり返してやった。黙って嫌がらせを受けるほどに気弱じゃなかった。気弱でいられるほどの環境ではなかったのだ。
それでも、小さい頃は気弱だった。そのたびに律に庇ってもらっていた。
それを高校生になってまでやりたくはなかった。
だから、強くなった。陰キャのままだけど、喧嘩はそれなりに強いほうだ。なにより、律の自称親衛隊から葵に手を出すと律から嫌われると認識されてから、嫌がらせも喧嘩を売られることもなくなった。
平和を取り戻したのは葵の力ではない。
律に嫌われたくない親衛隊が手を引いただけだ。
それだけのことだと葵は知っている。
「真の陰キャってなんなんだよ」
思わず、ツッコミを入れてしまう。
三人は一年生からの付き合いだ。高三までずっと同じクラスでやってきた。だから、言いたいことが言える。武にツッコミをいれると自分を指さしながら、笑っていた。真の陰キャだといいたいんだろう。
「武だけかよ」
「浩二はモテるので真の陰キャではないのであります!」
「なるほどなー。浩二、また、ラブレターもらったんだってな。今時、DMとかじゃないって珍しいよな」
葵がからからってやると浩二は中身を見てない封筒を三通、見せてきた。
……未開封かよ。
毎日のようにラブレターをもらっていたり、告白をされていたりする。
浩二はそのことを煩わしく思っているのか、わざと顔があまり見えないように前髪を長くして、常にマスクを身に付けるようにしている。
しかし、外見を隠してもモテるのには変わりはなかった。
思わず、庇ってしまう。
浩二も武も驚いていたが、すぐに納得したようだ。幼馴染だって話したことがあったのを覚えていたのだろう。
「葉山は陽キャ寄りだからな」
「ですです。真の陰キャにはなれてないのです。悪い陽キャじゃないのはわかりますが、陽キャそのものが近寄りがたい存在であります!」
浩二も武も好き勝手なことを言う。
悪口を言う根性もない奴らだが、陽キャには痛い目で見られ、同時に嫌がらせも受けてきた経験がある。その経験が律に対する偏見に繋がっているのだろう。
葵も、かつて、律の自称親衛隊に嫌がらせを受けたが、やり返してやった。黙って嫌がらせを受けるほどに気弱じゃなかった。気弱でいられるほどの環境ではなかったのだ。
それでも、小さい頃は気弱だった。そのたびに律に庇ってもらっていた。
それを高校生になってまでやりたくはなかった。
だから、強くなった。陰キャのままだけど、喧嘩はそれなりに強いほうだ。なにより、律の自称親衛隊から葵に手を出すと律から嫌われると認識されてから、嫌がらせも喧嘩を売られることもなくなった。
平和を取り戻したのは葵の力ではない。
律に嫌われたくない親衛隊が手を引いただけだ。
それだけのことだと葵は知っている。
「真の陰キャってなんなんだよ」
思わず、ツッコミを入れてしまう。
三人は一年生からの付き合いだ。高三までずっと同じクラスでやってきた。だから、言いたいことが言える。武にツッコミをいれると自分を指さしながら、笑っていた。真の陰キャだといいたいんだろう。
「武だけかよ」
「浩二はモテるので真の陰キャではないのであります!」
「なるほどなー。浩二、また、ラブレターもらったんだってな。今時、DMとかじゃないって珍しいよな」
葵がからからってやると浩二は中身を見てない封筒を三通、見せてきた。
……未開封かよ。
毎日のようにラブレターをもらっていたり、告白をされていたりする。
浩二はそのことを煩わしく思っているのか、わざと顔があまり見えないように前髪を長くして、常にマスクを身に付けるようにしている。
しかし、外見を隠してもモテるのには変わりはなかった。



