感想ノート

  • 拝読いたしました。
    一気に読みました。止まらなかったです!
    以前から比喩や表現の美しさに惹かれていましたが、今回は何よりもストーリーそのものに強く引き込まれました。
    静かな雨や傘、繭の羽化といったモチーフが、あゆりたちの心の変化と呼応していて、読んでいる間ずっと葉方世界<ワールド>の温度を感じていました。

    父の愛人に惹かれてしまうという関係性は、遺伝的にも“ありえる”と思わせるリアリティがあり、単なる禁忌ではなく、人が本能的に惹かれてしまう宿命のようなものを感じました。
    ここは思弁的でもあり、 葉方さんの挑戦なんだろうなって個人的には思いました。もし挑戦だったら大成功です。その構造が残酷でありながら、美しく、運命的で、目を離せませんでした。

    彼女たちがこの先に抱えるであろう葛藤や悲しみさえも、覚悟として生きていく強さが伝わってきて、心の奥が静かに震えました。
    切ない物語といえば男女の別れを想像していましたが、こうした「関係の構造」から生まれる切なさもあるのだと気づかされ、深く勉強になりました。

    言葉のひとつひとつが丁寧で、透明で、それでいて痛みを孕んでいて――
    美しくも残酷なこの物語に出会えたことを、心から感謝しています。
    続きが気になる作品でした。

    himuroi 2025/10/06 12:43

    himuroiさま
    ご一読と感想をくださいまして、ありがとうございます!!
    一気読みしていただいたというお言葉が嬉しくて、飛び上がりました。
    父親と慕っているひとが…と生々しい展開でしたが、気に入っていただか何よりです。himuroiさまの読解力がすさまじく、震えております笑

    これからも頑張ります!!
    素敵な感想をありがとうございました。

    作者からの返信 2025/10/06 14:06

  • こんばんは!
    拝読させていただきました!

    まず、あゆりが学校をサボっている間の描写が丁寧に書かれていて、引き込まれました。
    志田さんとの出会いに繋がるっていく場面。
    志田さんにとっても、あゆりは『ただの通りすがりの女子高生。
    サボっていようがいまいが、関係ないはずなのに。
    あゆりを家まであげるまでの人間性が、しっかりと伝わってきました。
    お皿が2枚あることから、誰か相手がいるのかな?をふんわりと匂わせるのもとても秀逸でした!

    まさか、お相手があの人だったとは、予想もしていなかったので、驚かされました。

    一文だけ出てきた靴下が伏線だったのか?と思ってしまいました。

    これから、あゆりや志田さん、あゆりの両親がどうなるのか、これは読者の想像に委ねられるだろうとは思います。
    続きをいただけるならその後も気になってしまう、そんな作品に仕上がっていたと思います!

    櫻葉きぃ 2025/09/22 19:19

    ご一読と感想をありがとうございます!!
    伏線や細かい一文を読み流さずに丁寧に読んでくださり感無量です。伝わっていて嬉しいです。スターツ系では書かない文体でしたが、読みにくくはなかったでしょうか?
    素敵な感想をありがとうございました。

    作者からの返信 2025/09/22 19:49

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