
- 作品番号
- 1761518
- 最終更新
- 2025/09/23
- 総文字数
- 17,585
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 1
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ23位(2025/09/23)
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この作品の感想ノート
拝読いたしました。
一気に読みました。止まらなかったです!
以前から比喩や表現の美しさに惹かれていましたが、今回は何よりもストーリーそのものに強く引き込まれました。
静かな雨や傘、繭の羽化といったモチーフが、あゆりたちの心の変化と呼応していて、読んでいる間ずっと葉方世界<ワールド>の温度を感じていました。
父の愛人に惹かれてしまうという関係性は、遺伝的にも“ありえる”と思わせるリアリティがあり、単なる禁忌ではなく、人が本能的に惹かれてしまう宿命のようなものを感じました。
ここは思弁的でもあり、 葉方さんの挑戦なんだろうなって個人的には思いました。もし挑戦だったら大成功です。その構造が残酷でありながら、美しく、運命的で、目を離せませんでした。
彼女たちがこの先に抱えるであろう葛藤や悲しみさえも、覚悟として生きていく強さが伝わってきて、心の奥が静かに震えました。
切ない物語といえば男女の別れを想像していましたが、こうした「関係の構造」から生まれる切なさもあるのだと気づかされ、深く勉強になりました。
言葉のひとつひとつが丁寧で、透明で、それでいて痛みを孕んでいて――
美しくも残酷なこの物語に出会えたことを、心から感謝しています。
続きが気になる作品でした。
こんばんは!
拝読させていただきました!
まず、あゆりが学校をサボっている間の描写が丁寧に書かれていて、引き込まれました。
志田さんとの出会いに繋がるっていく場面。
志田さんにとっても、あゆりは『ただの通りすがりの女子高生。
サボっていようがいまいが、関係ないはずなのに。
あゆりを家まであげるまでの人間性が、しっかりと伝わってきました。
お皿が2枚あることから、誰か相手がいるのかな?をふんわりと匂わせるのもとても秀逸でした!
まさか、お相手があの人だったとは、予想もしていなかったので、驚かされました。
一文だけ出てきた靴下が伏線だったのか?と思ってしまいました。
これから、あゆりや志田さん、あゆりの両親がどうなるのか、これは読者の想像に委ねられるだろうとは思います。
続きをいただけるならその後も気になってしまう、そんな作品に仕上がっていたと思います!
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