私は下着泥棒をしている。それがいけないこと、犯罪であることは頭の片隅で理解しているのだが、どうにも止められない。洗い立てのパンティが風に揺れているのを見ると、どうしても手に取りたくなってしまうのだ。
私が初めて人の下着をとったのは、小学生の頃だった。友人の家へ遊びに行ったときだ。友人がトイレか何かで部屋におらず、私が一人きりになる時間があった。手持無沙汰にぐるりと彼女の部屋を見回していると、箪笥の引き出しに挟まれた布が目に留まった。興味本位で引き出してみると、それは彼女のパンツだった。思いもよらぬものを引き当ててしまったと、パンツを手に慌てふためいていると、友人が部屋へと戻ってきた。まさか、パンツを持っているところを見られるわけにもいかず、私は慌てて彼女のパンツをポケットへと押し込んだ。
その後、パンツをポケットに忍ばせていることで気が気ではなく、遊びに集中できなかった私は、彼女との会話もそこそこに、早々に友人宅を後にした。自宅に帰るまで、ふっくらと膨らんだポケットをぎゅっと握りしめていたことを覚えている。
下着という人には見せない羞恥な部分を覗いてしまったという興奮と、してはいけないことをしてしまったという後ろめたさから、私の心臓はものすごい速さで鳴っていた。
昂った気持ちのまま、自室でぼんやりとしていると、母に夕飯だと呼ばれた。私はポケットからパンツを取り出し、母に見つからないようベッドと布団の間に押し込んだ。
気もそぞろに夕飯を食べ、お風呂に入り、すっかり寝る支度を整えて自室へ戻ってきた時には、幾分か気持ちが落ち着いていた。布団の下から友人のパンツを取り出し、どうやって返したものかと思案しているうちにあろうことか私は眠りに落ちてしまった。
明くる日、微かに香る花のような匂いに鼻をくすぐられ、いつになく心地よい気持ちで目を覚ました。うっすらと目を開けて思う。何かがいつもと違う。まだ覚め切らない頭で考える。
うーんと拳をこめかみに当てた時にパサリと私の顔に布が当たった。無意識のままに布を握りしめていたことに気がつく。ふわりと花の香りが鼻を掠めた。一体なんだと腕を上げ、布を顔から離す。薄らと開けた寝ぼけ眼の焦点を懸命に合わせた途端、私はばっと目を見開き飛び起きた。友人のパンツを握りしめたまま私は眠りこけていたのだ。
昨日の興奮と後悔が蘇り、寝起きの心臓がまた早鐘のように鳴り出した。
私が初めて人の下着をとったのは、小学生の頃だった。友人の家へ遊びに行ったときだ。友人がトイレか何かで部屋におらず、私が一人きりになる時間があった。手持無沙汰にぐるりと彼女の部屋を見回していると、箪笥の引き出しに挟まれた布が目に留まった。興味本位で引き出してみると、それは彼女のパンツだった。思いもよらぬものを引き当ててしまったと、パンツを手に慌てふためいていると、友人が部屋へと戻ってきた。まさか、パンツを持っているところを見られるわけにもいかず、私は慌てて彼女のパンツをポケットへと押し込んだ。
その後、パンツをポケットに忍ばせていることで気が気ではなく、遊びに集中できなかった私は、彼女との会話もそこそこに、早々に友人宅を後にした。自宅に帰るまで、ふっくらと膨らんだポケットをぎゅっと握りしめていたことを覚えている。
下着という人には見せない羞恥な部分を覗いてしまったという興奮と、してはいけないことをしてしまったという後ろめたさから、私の心臓はものすごい速さで鳴っていた。
昂った気持ちのまま、自室でぼんやりとしていると、母に夕飯だと呼ばれた。私はポケットからパンツを取り出し、母に見つからないようベッドと布団の間に押し込んだ。
気もそぞろに夕飯を食べ、お風呂に入り、すっかり寝る支度を整えて自室へ戻ってきた時には、幾分か気持ちが落ち着いていた。布団の下から友人のパンツを取り出し、どうやって返したものかと思案しているうちにあろうことか私は眠りに落ちてしまった。
明くる日、微かに香る花のような匂いに鼻をくすぐられ、いつになく心地よい気持ちで目を覚ました。うっすらと目を開けて思う。何かがいつもと違う。まだ覚め切らない頭で考える。
うーんと拳をこめかみに当てた時にパサリと私の顔に布が当たった。無意識のままに布を握りしめていたことに気がつく。ふわりと花の香りが鼻を掠めた。一体なんだと腕を上げ、布を顔から離す。薄らと開けた寝ぼけ眼の焦点を懸命に合わせた途端、私はばっと目を見開き飛び起きた。友人のパンツを握りしめたまま私は眠りこけていたのだ。
昨日の興奮と後悔が蘇り、寝起きの心臓がまた早鐘のように鳴り出した。



