「何よ、大袈裟ね」
私は今更ながらそうありあに返す。
「大袈裟なんかじゃないよお。それで魔法の続きを教えてよ。」
私がありあに魔法を教えるのはさっきも言ったけれどありあが都合よく暮らせるようにするため。ありあは今はまだステッキと同じでペ
ンダントにしまえる魔法の箒に乗って空を飛べるだけ。本当はまだ未成年の高校生だけど二人暮らしをしてる。学校には通ってて週末に
はありあの特訓と娯楽っていうことで異世界に行くことも多い。
「もう。分かったって。まずは力の結晶を作るでしょ」
ありあははっきり言うと物分かりが悪すぎる。魔法を教えるようになったのは去年からだけど魔法の箒の次に使えるようになるべき自分
の力の結晶系の技も出来ない。
「クリスタル」
ほんの少し、弱々しい声でありあはそう呟く。けれどありあの手では光が舞って消えてしまう。
「もっと力強く言わないと!、、、、クリスタル」
口を尖らせるありあの前、かつ私の左手の上でありあの時の何倍もの光が舞った。光は消え、私の手には黄色の水晶みたいな塊が残る。
これが力の結晶。
「綺麗」
何度目よ。
「貸して貸して!」
ありあはそう私に駆け寄った。
「いいけど」
いつもと同じ答えをする。私は基本的に力の結晶をありあ以外に持たせない。それは力の結晶が危険だから。
私は今更ながらそうありあに返す。
「大袈裟なんかじゃないよお。それで魔法の続きを教えてよ。」
私がありあに魔法を教えるのはさっきも言ったけれどありあが都合よく暮らせるようにするため。ありあは今はまだステッキと同じでペ
ンダントにしまえる魔法の箒に乗って空を飛べるだけ。本当はまだ未成年の高校生だけど二人暮らしをしてる。学校には通ってて週末に
はありあの特訓と娯楽っていうことで異世界に行くことも多い。
「もう。分かったって。まずは力の結晶を作るでしょ」
ありあははっきり言うと物分かりが悪すぎる。魔法を教えるようになったのは去年からだけど魔法の箒の次に使えるようになるべき自分
の力の結晶系の技も出来ない。
「クリスタル」
ほんの少し、弱々しい声でありあはそう呟く。けれどありあの手では光が舞って消えてしまう。
「もっと力強く言わないと!、、、、クリスタル」
口を尖らせるありあの前、かつ私の左手の上でありあの時の何倍もの光が舞った。光は消え、私の手には黄色の水晶みたいな塊が残る。
これが力の結晶。
「綺麗」
何度目よ。
「貸して貸して!」
ありあはそう私に駆け寄った。
「いいけど」
いつもと同じ答えをする。私は基本的に力の結晶をありあ以外に持たせない。それは力の結晶が危険だから。


