「昨日のパーティーどうだった?素敵な方いた?花京院様とお話しできた?」
「ん〜…手応えあったわ」
翌朝、朝食の時間に母親が興味津々に聞いてくるが妃月は素っ気なく答える。
「箕輪って方の連絡先もらったくらい。あとは花京院の御曹司と話したけど年下だったのよね」
「箕輪って大手企業の?よかったかじゃない。ねぇ、あなた。」
「ああ」
母親は嬉しそうに父親に話かけるが父親は目を反らした。
夫婦仲は昔と比べればマシになったもののぎこちない。
妃月は全部、椿のせいだと思っている。
「お父様、今日の学校帰りにお爺様のところに寄っていいですか?」
「なぜだ?」
「花京院様とお会いしたいの」
「箕輪様じゃ駄目なの?」
「あれは駄目!」
花京院に挨拶後、箕輪圭介がニコニコしながら飲み物を持って待っていたが花京院頼朝に「ブス」とバッサリ言われて気分が悪かった妃月はずっと機嫌が悪く箕輪の存在がうっとおしく思えた。
箕輪もイケメンだったが頼朝の顔を見たあとではヒョットコ顔にしかみえない。
一応、キープのつもりで連絡先を交換したが連絡するつもりもない。
頼朝は顔も家柄も良い。悪いのは口だけだが、自分の魅力を知ればきっと……。
「お爺様に連絡しておくよ」
「ありがとうございますぅ!」
(そういえば椿と一緒にいた頼久って何者なのかしら?椿を問い詰めても名前しか知らないみたいだし……私好みだったわ〜また会いたい〜)
ゆっくりと朝食を終えると血相を変えて慌てる椿がいた。
「あんた、学校遅刻するわよ。ま、どうでもいいけど」
妃月としてはその方が面白い。
「わかっております!……でも……し、失礼します!」
慌てて外に出ていった。
(なんだったのかしら?)
「ん〜…手応えあったわ」
翌朝、朝食の時間に母親が興味津々に聞いてくるが妃月は素っ気なく答える。
「箕輪って方の連絡先もらったくらい。あとは花京院の御曹司と話したけど年下だったのよね」
「箕輪って大手企業の?よかったかじゃない。ねぇ、あなた。」
「ああ」
母親は嬉しそうに父親に話かけるが父親は目を反らした。
夫婦仲は昔と比べればマシになったもののぎこちない。
妃月は全部、椿のせいだと思っている。
「お父様、今日の学校帰りにお爺様のところに寄っていいですか?」
「なぜだ?」
「花京院様とお会いしたいの」
「箕輪様じゃ駄目なの?」
「あれは駄目!」
花京院に挨拶後、箕輪圭介がニコニコしながら飲み物を持って待っていたが花京院頼朝に「ブス」とバッサリ言われて気分が悪かった妃月はずっと機嫌が悪く箕輪の存在がうっとおしく思えた。
箕輪もイケメンだったが頼朝の顔を見たあとではヒョットコ顔にしかみえない。
一応、キープのつもりで連絡先を交換したが連絡するつもりもない。
頼朝は顔も家柄も良い。悪いのは口だけだが、自分の魅力を知ればきっと……。
「お爺様に連絡しておくよ」
「ありがとうございますぅ!」
(そういえば椿と一緒にいた頼久って何者なのかしら?椿を問い詰めても名前しか知らないみたいだし……私好みだったわ〜また会いたい〜)
ゆっくりと朝食を終えると血相を変えて慌てる椿がいた。
「あんた、学校遅刻するわよ。ま、どうでもいいけど」
妃月としてはその方が面白い。
「わかっております!……でも……し、失礼します!」
慌てて外に出ていった。
(なんだったのかしら?)



