和風ファンタジー
宇津木 しろ/著

- 作品番号
- 1753523
- 最終更新
- 2025/11/29
- 総文字数
- 3,480
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 0
「癒しの力? そんなもの、役にも立たないわ」
姉の冷笑に耐えながら、白石翠は今日もひとり、石の声に耳をすませていた。
力を示さぬ翡翠。落ちこぼれの娘。
しかし、彼女の瞳に初めて微かな光が灯ったのは──瑠璃の青年・蒼真に出会った日。
癒しとは、甘やかなものではない。痛みを知る者にしか放てぬ、祈りのような力。
ふたりの石が共鳴したとき、運命が静かに反転を始める。
姉の冷笑に耐えながら、白石翠は今日もひとり、石の声に耳をすませていた。
力を示さぬ翡翠。落ちこぼれの娘。
しかし、彼女の瞳に初めて微かな光が灯ったのは──瑠璃の青年・蒼真に出会った日。
癒しとは、甘やかなものではない。痛みを知る者にしか放てぬ、祈りのような力。
ふたりの石が共鳴したとき、運命が静かに反転を始める。
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