競技終了後。まだ余韻に浸っている竜輝と一旦は別れて自席に戻る。すると忍と友人達がお疲れ様。と小さく手を叩きながらねぎらってくれた。
「お前、頑張ったな」
「ありがとう、忍」
頑張ったな。という言葉にすごく重みがある。アイツを信じて手を取っただけだよ。と言いたかったけど、それだけでも進歩したと言えるから胸の内にしまっておこっと。
でもまだ満足してはいけない。俺の気持ちをまだ全部伝えられてないから。
「なあ、アイツら見てよ」
女子共がいる方を友人に促されてちらりと見る。そこにいたのはSNSでいう所の完全にお通夜モードになっている姿だった。
「うそでしょ~……竜輝君があんな……告るなんて……」
「しんじらんない……ワンチャンあると思ってたのにぃ」
「ちょ、アンタ抜け駆けする気だったの? ああ~……あ~しらの生き甲斐が……無くなる……」
がっくりと肩を落として悲観に暮れているさまは、まさにざまあみろという気持ちが沸き上がって来るレベルかも。
だけど更に前方の奥の方にいる別クラスのオタク女子達は落ち込んでるどころかわいわいと盛り上がっているのが見える。
「竜輝君、桜井君の事が好きって事はBLって事じゃん! やば! 尊すぎんか?!」
「まじで尊い……生きてる間に尊み溢れるカプ見られるなんて思わなかったわ……」
BL尊いって……。よ〜わからん……。
「まあ……ワンチャン期待してた身としてはしんどいけど……ここで応援しなきゃ推してるなんて言えないもんね」
「アンタ言うじゃん!」
「BLてえてえすぎる~! てかうち田中君と桜井君のカプ推しだったんだよね~! っし、自家発電すっぞ……!」
「いやいや、ナマモノはまずいですよ! あっそういやどっちが受けなんだろ? 田中君?」
ちなみにこのオタク女子達は俺とは話した事1回もないはず。でも俺の名前は知ってたのか。
がっくしと落ち込んでいる女子と、BLだぁ~! 妄想止まんない~! とテンションが上がっている女子を見比べた俺は、自分とは全然違う生き物だなと再確認したのである。
「思ったんだけどさ、蓮也」
忍が俺の耳元に口を近づけた。ん? もしかして何か聞こえたらいけない事情でもある?
「なんつぅか……カプ推しってやつ? お前と竜輝の仲を妄想してたやつ案外いたんだなって……」
「おう……知らなかったよ……」
「だってお前と竜輝双方に注目してた女子見た事なかったもん。でもお前の名前知ってたって事は、隠れてやってたんだろうな……」
なんだかこれ以上は踏み入ったらいけない気がしたのでここでやめておく。
「お前、頑張ったな」
「ありがとう、忍」
頑張ったな。という言葉にすごく重みがある。アイツを信じて手を取っただけだよ。と言いたかったけど、それだけでも進歩したと言えるから胸の内にしまっておこっと。
でもまだ満足してはいけない。俺の気持ちをまだ全部伝えられてないから。
「なあ、アイツら見てよ」
女子共がいる方を友人に促されてちらりと見る。そこにいたのはSNSでいう所の完全にお通夜モードになっている姿だった。
「うそでしょ~……竜輝君があんな……告るなんて……」
「しんじらんない……ワンチャンあると思ってたのにぃ」
「ちょ、アンタ抜け駆けする気だったの? ああ~……あ~しらの生き甲斐が……無くなる……」
がっくりと肩を落として悲観に暮れているさまは、まさにざまあみろという気持ちが沸き上がって来るレベルかも。
だけど更に前方の奥の方にいる別クラスのオタク女子達は落ち込んでるどころかわいわいと盛り上がっているのが見える。
「竜輝君、桜井君の事が好きって事はBLって事じゃん! やば! 尊すぎんか?!」
「まじで尊い……生きてる間に尊み溢れるカプ見られるなんて思わなかったわ……」
BL尊いって……。よ〜わからん……。
「まあ……ワンチャン期待してた身としてはしんどいけど……ここで応援しなきゃ推してるなんて言えないもんね」
「アンタ言うじゃん!」
「BLてえてえすぎる~! てかうち田中君と桜井君のカプ推しだったんだよね~! っし、自家発電すっぞ……!」
「いやいや、ナマモノはまずいですよ! あっそういやどっちが受けなんだろ? 田中君?」
ちなみにこのオタク女子達は俺とは話した事1回もないはず。でも俺の名前は知ってたのか。
がっくしと落ち込んでいる女子と、BLだぁ~! 妄想止まんない~! とテンションが上がっている女子を見比べた俺は、自分とは全然違う生き物だなと再確認したのである。
「思ったんだけどさ、蓮也」
忍が俺の耳元に口を近づけた。ん? もしかして何か聞こえたらいけない事情でもある?
「なんつぅか……カプ推しってやつ? お前と竜輝の仲を妄想してたやつ案外いたんだなって……」
「おう……知らなかったよ……」
「だってお前と竜輝双方に注目してた女子見た事なかったもん。でもお前の名前知ってたって事は、隠れてやってたんだろうな……」
なんだかこれ以上は踏み入ったらいけない気がしたのでここでやめておく。



