体育祭前日。バイト先にいる俺はいつものようにレジに立って接客に励んでいた。あれから竜輝とは別々に登校していて絡まなくなったけど忍からちゃんと様子は聞いている。
――竜輝には伝えといた。今は耐えろってな。
耐えろ。アタックするのは体育祭の時だ。その方が雰囲気もあってアイツの胸にダイレクトに伝わりやすい。と忍は竜輝にアドバイスを送ったそうだ。
竜輝は疑う素振りも見せずにわかりました! といつものような元気な口調で返したと聞いているので、正直安堵している。
「桜井君、明日体育祭なんですってね」
右隣のレジに立っている香椎さんからそう問われたのですぐにはい。と返す。それと同時に脳内にいた竜輝の姿がシャボン玉がはじけ飛んだように消えた。
「頑張ってね」
「あざっす」
とりあえず、怪我したらバイト行けなくなるのでほどほどにしねえと。そう考えたら出し物があれでよかったな。
ちなみに明日はバイト入れてない。あさってだ。
「ふふ、って事で今日のまかないはポテトにナゲットとごはんバーガーつけちゃうから!」
「え、いいんすか?」
いきなりの流れに俺は驚きを隠しきれない。
――竜輝には伝えといた。今は耐えろってな。
耐えろ。アタックするのは体育祭の時だ。その方が雰囲気もあってアイツの胸にダイレクトに伝わりやすい。と忍は竜輝にアドバイスを送ったそうだ。
竜輝は疑う素振りも見せずにわかりました! といつものような元気な口調で返したと聞いているので、正直安堵している。
「桜井君、明日体育祭なんですってね」
右隣のレジに立っている香椎さんからそう問われたのですぐにはい。と返す。それと同時に脳内にいた竜輝の姿がシャボン玉がはじけ飛んだように消えた。
「頑張ってね」
「あざっす」
とりあえず、怪我したらバイト行けなくなるのでほどほどにしねえと。そう考えたら出し物があれでよかったな。
ちなみに明日はバイト入れてない。あさってだ。
「ふふ、って事で今日のまかないはポテトにナゲットとごはんバーガーつけちゃうから!」
「え、いいんすか?」
いきなりの流れに俺は驚きを隠しきれない。



