「れんくん早く学校に来て~! れんくんに会えないなんてやだやだやだ~!」
再生ボタンを押すと、竜輝が手足をじたばたとばたつかせて暴れている動画が再生され始めた。
「なにしてんだコイツ」
思わず画面にツッコミを入れてしまう。いやあのさ、何でグラウンドでこんな駄々こねてるガキみたいなマネしてんのさ?
「え~と、こいつは漢字テストで赤点取ったので、今から追試です。なので蓮也の家には行けません。ごめんね」
という友人と忍の淡々とした声が俺の鼓膜を揺さぶる。その背後で竜輝は釣り上げられたブリみたいにじたばたと抵抗を見せ続けていた。
ていうか竜輝って勉強できるんじゃねえの? 忍に返信がてらなんで竜輝が漢字テストで赤点を取ってしまったのかを聞いてみるとまさかの回答が返って来た。
『お前の事考えてたら、解答欄1個ずつずれてたんだとよ』
バカ。バカじゃねえの。最高にお前バカすぎるよそれ。いやもうバカ以外の言葉が見つからねえよ。
『ケアレスミスじゃねえか』
解答欄ずれるってそれ、見直し時間あるんだからそれで気が付かなかったのか!
『まあ、蓮也の事で頭が回ってなかったんだろ』
俺のせいかよ。と一瞬思ったけど、その後忍からは『テストに集中できなかった竜輝が悪い』と俺をフォローするようなメッセージが届いた。
再生ボタンを押すと、竜輝が手足をじたばたとばたつかせて暴れている動画が再生され始めた。
「なにしてんだコイツ」
思わず画面にツッコミを入れてしまう。いやあのさ、何でグラウンドでこんな駄々こねてるガキみたいなマネしてんのさ?
「え~と、こいつは漢字テストで赤点取ったので、今から追試です。なので蓮也の家には行けません。ごめんね」
という友人と忍の淡々とした声が俺の鼓膜を揺さぶる。その背後で竜輝は釣り上げられたブリみたいにじたばたと抵抗を見せ続けていた。
ていうか竜輝って勉強できるんじゃねえの? 忍に返信がてらなんで竜輝が漢字テストで赤点を取ってしまったのかを聞いてみるとまさかの回答が返って来た。
『お前の事考えてたら、解答欄1個ずつずれてたんだとよ』
バカ。バカじゃねえの。最高にお前バカすぎるよそれ。いやもうバカ以外の言葉が見つからねえよ。
『ケアレスミスじゃねえか』
解答欄ずれるってそれ、見直し時間あるんだからそれで気が付かなかったのか!
『まあ、蓮也の事で頭が回ってなかったんだろ』
俺のせいかよ。と一瞬思ったけど、その後忍からは『テストに集中できなかった竜輝が悪い』と俺をフォローするようなメッセージが届いた。



