「蓮也、朝ご飯もう食べられる?」
「うん、一応」
「じゃあ座ってて。もうすぐ出来るから」
今日の朝食はハムと目玉焼きと味噌汁とブロッコリーを茹でたやつとご飯。薄いピンク色になっている目玉焼きのピンク部分をお箸で突っつくと、しっとりとした感触が昨日の竜輝の唇を想起させた。
俺、そんなにアイツとのキスがよかったみたい。出来たら今日、しないかなと考えていたら、母親がどうしたのよそんなに笑って。と声を掛けてきた。
「別に、なんでも」
「あ、学校休めるなんて思ってるでしょ」
「いやまあ……そうだけど……」
とっさに嘘をついたけど、竜輝が今日もお見舞いに来るとなったら休んでラッキーだし、あながち嘘でもない気がした。
俺的には学校で触れ合うよりも、部屋で2人っきりの方が落ち着くし周りの目もないから良きなので。
「明日には行けるでしょ、多分」
「蓮也、でも熱が下がらなかったら怖い病気かもしれないから、無理はしちゃだめよ」
「わ~ってるって」
飯をかきこみながら母親へ返事をすると、マナーがなってなかったのかため息を吐き出されるのであった。
そんなこんなで朝食後、昼食後は何もする事がないな、勉強もする気じゃないなと思ってたのでまたぐうたらと寝る事になる。
◇ ◇ ◇
「ん……」
眠気が飛んだのに気が付いて瞼を開けたら、部屋が真っ暗になっていた。マジか、どうやら俺は日没まで寝落ちしていたみたい。
何にも見えない空間の中、手をあちこちに伸ばしながら部屋の電気をつけると、スマホのランプがぴかぴかと光っているのに気が付く。
「忍からか。なんだろう」
メッセージ欄にあるのは竜輝がグラウンドで子供みてえに足をあけっぴろげて寝っ転がっている姿だった。どうやらショート動画らしい。
「うん、一応」
「じゃあ座ってて。もうすぐ出来るから」
今日の朝食はハムと目玉焼きと味噌汁とブロッコリーを茹でたやつとご飯。薄いピンク色になっている目玉焼きのピンク部分をお箸で突っつくと、しっとりとした感触が昨日の竜輝の唇を想起させた。
俺、そんなにアイツとのキスがよかったみたい。出来たら今日、しないかなと考えていたら、母親がどうしたのよそんなに笑って。と声を掛けてきた。
「別に、なんでも」
「あ、学校休めるなんて思ってるでしょ」
「いやまあ……そうだけど……」
とっさに嘘をついたけど、竜輝が今日もお見舞いに来るとなったら休んでラッキーだし、あながち嘘でもない気がした。
俺的には学校で触れ合うよりも、部屋で2人っきりの方が落ち着くし周りの目もないから良きなので。
「明日には行けるでしょ、多分」
「蓮也、でも熱が下がらなかったら怖い病気かもしれないから、無理はしちゃだめよ」
「わ~ってるって」
飯をかきこみながら母親へ返事をすると、マナーがなってなかったのかため息を吐き出されるのであった。
そんなこんなで朝食後、昼食後は何もする事がないな、勉強もする気じゃないなと思ってたのでまたぐうたらと寝る事になる。
◇ ◇ ◇
「ん……」
眠気が飛んだのに気が付いて瞼を開けたら、部屋が真っ暗になっていた。マジか、どうやら俺は日没まで寝落ちしていたみたい。
何にも見えない空間の中、手をあちこちに伸ばしながら部屋の電気をつけると、スマホのランプがぴかぴかと光っているのに気が付く。
「忍からか。なんだろう」
メッセージ欄にあるのは竜輝がグラウンドで子供みてえに足をあけっぴろげて寝っ転がっている姿だった。どうやらショート動画らしい。



