高学年になってからは、クラスの男子達は竜輝に対して好意的なやつもいれば「調子に乗ってる」「ガキっぽい」と敬遠するやつらに二分化された。今思えば小学生だなんてガキの範疇なのに、そう考えているのは妬みとかなんだろう、きっと。
竜輝は相変わらず俺のいる教室に来ては俺の膝の上に座ったり、一緒に給食を食べたりしていた。その度に竜輝を好きではない奴らからは笑われたりした記憶がある。
それにこの頃の俺も、竜輝がずっと一緒にいるのはちょっとうっとおしく思うようになってきた。
なぜなら竜輝の存在が目立つのと、所かまわず絡んでくる竜輝とやり取りしている間の周囲の目が気になりだしたのと、竜輝がいつも一緒だと、竜輝を敬遠している一部の友人とは遊べなかったりするのに気が付いたからだ。
あとは、俺を介して竜輝へラブレターを渡そうとする女子にも辟易としていたのもある。
竜輝を好んでいる友人なら彼も交えてゲームとかしてたけど、そうでない友人とはやっぱりぎくしゃくしてしまって、気を遣わなければならない。俺は誰かに気遣いするのは面倒な性格だし、竜輝が好きな女子にとって俺は都合の良い人間だったから、次第に竜輝をうっとおしく思うようになってしまったのかも。
だけど、お前がうっとおしいからもう関わりたくない! って竜輝には言えなかった。
うっとおしく思ってしまってはいたし、軽く言った事は何度もあったけど、ぶっちゃけ嫌われたくなくて、竜輝が大事なやつっていうのには変わらない。それに竜輝が凹むとこも見たくなかったから。
竜輝への思いを隠したまま俺は竜輝と親しい間柄を維持したまま小学校を卒業して、中学生になった。
俺が中学生になってからも、竜輝とはよくゲームしたりして遊んでいたっけ。
竜輝は相変わらず俺のいる教室に来ては俺の膝の上に座ったり、一緒に給食を食べたりしていた。その度に竜輝を好きではない奴らからは笑われたりした記憶がある。
それにこの頃の俺も、竜輝がずっと一緒にいるのはちょっとうっとおしく思うようになってきた。
なぜなら竜輝の存在が目立つのと、所かまわず絡んでくる竜輝とやり取りしている間の周囲の目が気になりだしたのと、竜輝がいつも一緒だと、竜輝を敬遠している一部の友人とは遊べなかったりするのに気が付いたからだ。
あとは、俺を介して竜輝へラブレターを渡そうとする女子にも辟易としていたのもある。
竜輝を好んでいる友人なら彼も交えてゲームとかしてたけど、そうでない友人とはやっぱりぎくしゃくしてしまって、気を遣わなければならない。俺は誰かに気遣いするのは面倒な性格だし、竜輝が好きな女子にとって俺は都合の良い人間だったから、次第に竜輝をうっとおしく思うようになってしまったのかも。
だけど、お前がうっとおしいからもう関わりたくない! って竜輝には言えなかった。
うっとおしく思ってしまってはいたし、軽く言った事は何度もあったけど、ぶっちゃけ嫌われたくなくて、竜輝が大事なやつっていうのには変わらない。それに竜輝が凹むとこも見たくなかったから。
竜輝への思いを隠したまま俺は竜輝と親しい間柄を維持したまま小学校を卒業して、中学生になった。
俺が中学生になってからも、竜輝とはよくゲームしたりして遊んでいたっけ。



