大丈夫。と何度も繰り返しながら俺はスマホ画面を見つめる。忍から明日は行けそうか?というのと、竜輝からゆっくり休んでねというメッセージが届いていた。
2人にスタンプでぽいぽいっと返信を送った後、俺は再びせりあがって来た熱にいざなわれるようにしてそのまま眠りについた。
◇ ◇ ◇
「ん~……」
カーテンが明るく発光しているのを見て、朝が来たんだなというのを理解した。さて、熱はどうなってる?
「……37.4度、か」
知恵熱とはいえすぐに下がる訳ないか。まあ、学年上がったのと竜輝の存在を考えると十分環境が変わったと言えるだろうし、それもあるかもしれない。
「蓮也~! 起きてる~?!」
ちょうど良いタイミングで母親がこちらへと向かってきているので、俺は熱測ったよ~とまだだるさの残る声で答えた。
「何度だった?」
「37.4度」
「あら、今日もお休みね。りゅうくんとこに言ってくるわ」
俺の部屋の前まで来ていた母親はそのままUターンしていった。今日も竜輝がお見舞いに来てくれるかな? なんて甘い期待を浮かべながら俺はもう一度ベッドの上に寝転がる。
2人にスタンプでぽいぽいっと返信を送った後、俺は再びせりあがって来た熱にいざなわれるようにしてそのまま眠りについた。
◇ ◇ ◇
「ん~……」
カーテンが明るく発光しているのを見て、朝が来たんだなというのを理解した。さて、熱はどうなってる?
「……37.4度、か」
知恵熱とはいえすぐに下がる訳ないか。まあ、学年上がったのと竜輝の存在を考えると十分環境が変わったと言えるだろうし、それもあるかもしれない。
「蓮也~! 起きてる~?!」
ちょうど良いタイミングで母親がこちらへと向かってきているので、俺は熱測ったよ~とまだだるさの残る声で答えた。
「何度だった?」
「37.4度」
「あら、今日もお休みね。りゅうくんとこに言ってくるわ」
俺の部屋の前まで来ていた母親はそのままUターンしていった。今日も竜輝がお見舞いに来てくれるかな? なんて甘い期待を浮かべながら俺はもう一度ベッドの上に寝転がる。



