人気者なワンコ系年下幼馴染が今日もうっとおしい、けど……。

「ちょ、おおおおい!! それ俺のおおおおおおおっっっ!!」

 か、間接キスじゃねええかああっ!! お、俺のお茶が入ったペットボトルに竜輝がガッツリ口付けてるとかっ……間接キス以外の何物でもないじゃねえかっ……!

「あ、ごめんごめん! 間違って飲んじゃった!」

 舌を小さく出して、てへっとしている竜輝だけど、俺の脳内では間接キスの4文字が乱舞していてそれどころではない。も、もうこのお茶下心がないと飲めないじゃん、ど、どうすんだよ。

「か、間接……」

 あまりにも動揺が止まらなくて、身体もかくかくと震える。人生でここまで挙動不審になっているのは初めてじゃなかろうか?

「れんくん、どうしたの?」
「うわあっ!」

 竜輝が俺の背中側に回り込んで肩に手を置いただけでびくんと肩が跳ねる。さすがに竜輝も驚いたのかたれ目を更に丸くさせた。

「れんくん何かあった? なんかすんごい挙動不審だけど」

 挙動不審てお前に言われたくねんだわ。元をたどればお前が遠慮なく俺のお茶飲んでたからだし。

「れんくん、隠してないで言ってよ! ほらほら~」

 なんで俺が挙動不審なのかの説明を求めて来る竜輝。くそ、な、なんて言えばいいんだ?!