忍は机に突っ伏すと、でもなあ……と語りだす。
「竜輝は何にも悪くないよ」
「おう」
「だからあいつを責めたりはしないでほしい」
「しねえよ。約束する」
あいつは確かにうっとおしいけど、俺と忍が女子共に利用されるのは竜輝のせいだ! と責める気持ちは当然ない。
「だって俺は竜輝に嫌われたくはないし」
「ああ、こないだ言ってたな」
「だろ。だから大丈夫だ。心配すんな」
忍の肩をぽんと手を置くように叩いてみると、小さな声でサンキューなと返事が返ってきた。
忍は部長だから色んな人の意見を聞いたり、調整に入ったりしなきゃいけないからストレスも半端ないんだろう。少なくとも俺には全然向いていない役割だ。
◇ ◇ ◇
2時間目が終わり休み時間に入る。次が体育なので着替えて体育館へと移動せにゃならない。今はバスケ・バレー・卓球の3つの中から選ぶ選択式の授業で、俺と忍は卓球を選んでいる。
「竜輝は何にも悪くないよ」
「おう」
「だからあいつを責めたりはしないでほしい」
「しねえよ。約束する」
あいつは確かにうっとおしいけど、俺と忍が女子共に利用されるのは竜輝のせいだ! と責める気持ちは当然ない。
「だって俺は竜輝に嫌われたくはないし」
「ああ、こないだ言ってたな」
「だろ。だから大丈夫だ。心配すんな」
忍の肩をぽんと手を置くように叩いてみると、小さな声でサンキューなと返事が返ってきた。
忍は部長だから色んな人の意見を聞いたり、調整に入ったりしなきゃいけないからストレスも半端ないんだろう。少なくとも俺には全然向いていない役割だ。
◇ ◇ ◇
2時間目が終わり休み時間に入る。次が体育なので着替えて体育館へと移動せにゃならない。今はバスケ・バレー・卓球の3つの中から選ぶ選択式の授業で、俺と忍は卓球を選んでいる。



