……竜輝との再会から10日くらいが経過し、4月の下旬となった。あれから毎日のように登校時、学校、バイト先と竜輝にくっつかれる日々が続いている。
学校内ではもう俺と忍含むサッカー部の何人かと竜輝が仲が良いという噂が知れ渡っているようで、早速噂を知る同学年の女子どもから竜輝宛のラブレターを渡すようにせがまれるようになった。しかも俺だけじゃなくて忍まで。
そして今は1時間目が丁度終わって休み時間。トイレから戻って来るなり、クラスメイトの女子2人から竜輝の連絡先を教えてほしいと言われた所だ。
ちなみに俺は数日前に竜輝からレイン交換しようと言われたので、彼の連絡先は把握している。
「それを知ってどうすんだよ?」
忍が警戒心をあらわにしながら、女子2人に答えた。2人は俗にいう1軍女子ってやつで、どっちもテレビで見るような流行っぽいセミロングの髪型をして、リップとかメイクを施している。メイクは立派な校則違反なんだが。
「え~竜輝くんと仲良くなりたいなって」
「だから吉川君、桜井君、おしえて!」
おねがい! と2人は両手を組んで目を閉じ、お祈りのポーズを見せる。俺は答えたくない気持ちを持ちつつ、横目で忍を見た。
「おまえらから直接竜輝に聞けばいいじゃん」
おっ忍言うじゃん! 忍には悪いが俺も同意見なので、彼の返答に乗っかかかるように俺もそう思うわ。と冷たく言い放つ。
だってなんで俺らが竜輝の連絡先を教えなきゃいけないのさ。そんなもん本人に直接聞けばいい事だ。
学校内ではもう俺と忍含むサッカー部の何人かと竜輝が仲が良いという噂が知れ渡っているようで、早速噂を知る同学年の女子どもから竜輝宛のラブレターを渡すようにせがまれるようになった。しかも俺だけじゃなくて忍まで。
そして今は1時間目が丁度終わって休み時間。トイレから戻って来るなり、クラスメイトの女子2人から竜輝の連絡先を教えてほしいと言われた所だ。
ちなみに俺は数日前に竜輝からレイン交換しようと言われたので、彼の連絡先は把握している。
「それを知ってどうすんだよ?」
忍が警戒心をあらわにしながら、女子2人に答えた。2人は俗にいう1軍女子ってやつで、どっちもテレビで見るような流行っぽいセミロングの髪型をして、リップとかメイクを施している。メイクは立派な校則違反なんだが。
「え~竜輝くんと仲良くなりたいなって」
「だから吉川君、桜井君、おしえて!」
おねがい! と2人は両手を組んで目を閉じ、お祈りのポーズを見せる。俺は答えたくない気持ちを持ちつつ、横目で忍を見た。
「おまえらから直接竜輝に聞けばいいじゃん」
おっ忍言うじゃん! 忍には悪いが俺も同意見なので、彼の返答に乗っかかかるように俺もそう思うわ。と冷たく言い放つ。
だってなんで俺らが竜輝の連絡先を教えなきゃいけないのさ。そんなもん本人に直接聞けばいい事だ。



