人気者なワンコ系年下幼馴染が今日もうっとおしい、けど……。

「田中竜輝くんかっこよくない? ほんとマジで付き合いたいんだけど」
「ねえ~かっこいいよねえ……めっちゃイケメン過ぎてマジでやばくない?」
「サッカー部って汗臭いのばっかだけど、竜輝くんて良いにおいするよね。まじでメロい」
「でもさ、告る勇気ある? 竜輝くん3年の人と仲いいって聞いたんだけど、もしそうなら無理かも……だって3年の男子って怖くない?」

 俺と忍が遠回しにディスられてる気がするんだけど。ってか俺ら3年の男子ってやっぱ1年からは怖い存在なんだなと再確認したがちょっとだけ心がちくっと痛んだ気がした。

「……忍。1年ってやっぱ3年の事怖いって思うよな」
「あたりめぇだろ。俺らどんだけしごかれたと思ってんだ」
 
 そういえば忍も1年の時は、サッカー部の3年の先輩達からえらい目にあってたんだっけ。

「そういえばそうだったな」
「もうあんときの事は思い出したくねえ」
「すまん」
「謝る必要はないよ」

 俺は先輩方とは違って、優しくしていくつもりだから。と語る忍はまぶしく見える。