「居眠りかぁ? まあ朝から数学はしんどいだろうけど頑張れよ。今年は受験もあんだから」
「すみません……」
何やってんだよ。と呆れたトーンで周囲の男子達から突っ込まれると、ちょっとこっぱずかしくなる。けど竜輝の事考えてたなんて絶対言えやしねえ。
「じゃあ、13ページの問1の問題文読んで」
「えっと……下記に記された式の~……」
読み終えると、はあ。と大きなため息が漏れてしまった。頭の中は竜輝の事でいっぱいで、何にも手につかないというか、そんな感じになっている。
「ふうっ……」
「おいおい竜輝、昨日寝るの遅かったししゃぁねえよ」
「忍……フォローサンキュ」
忍がフォローしてくれたおかげで恥ずかしさはどこかにいったみたい。でも俺はまた竜輝の事を考えてしまう。
アイツの成長した身体つきに、首筋から漂った爽やかな香り、そして色気が籠った目線が、ずっと脳内にあった竜輝像とは全然違うのに、柴犬かなんかみたいに俺に懐いている姿は昔のまま変わらないとか。
「……ずるくね?」
脳内から出てきた言葉は、ずるい。という言葉だった。
「すみません……」
何やってんだよ。と呆れたトーンで周囲の男子達から突っ込まれると、ちょっとこっぱずかしくなる。けど竜輝の事考えてたなんて絶対言えやしねえ。
「じゃあ、13ページの問1の問題文読んで」
「えっと……下記に記された式の~……」
読み終えると、はあ。と大きなため息が漏れてしまった。頭の中は竜輝の事でいっぱいで、何にも手につかないというか、そんな感じになっている。
「ふうっ……」
「おいおい竜輝、昨日寝るの遅かったししゃぁねえよ」
「忍……フォローサンキュ」
忍がフォローしてくれたおかげで恥ずかしさはどこかにいったみたい。でも俺はまた竜輝の事を考えてしまう。
アイツの成長した身体つきに、首筋から漂った爽やかな香り、そして色気が籠った目線が、ずっと脳内にあった竜輝像とは全然違うのに、柴犬かなんかみたいに俺に懐いている姿は昔のまま変わらないとか。
「……ずるくね?」
脳内から出てきた言葉は、ずるい。という言葉だった。



