慣れた足取りで2年の校舎を歩く。しばらく歩き、2年3組の教室のドアから兄の拓が出てくると、兄が家に忘れていった箸を渡す。
「はいこれ」
「ありがと」
兄とやりとりをしていると、兄の友達が兄に話しかける。
「拓ー、…」
目が合う。
「…こんちわ」
「あ、成宮先輩。こんにちわ」
このそっけない態度の拓兄の友達が成宮。余裕そうな態度で、携帯を片手にもっている
部活がやっと終わり、家のドアを開ける。疲れているからか、急いだ足音が近づいてくる幻聴が聞こえる…
「はぁ…ただい」
俺の声は遮られてドアが勢いよく開いた。
「太陽!おかえり」
「…成宮…来てたんか」
部活終わりの汗をかいた俺でも嬉しそうに抱きしめてくる成宮。
「…、俺汗臭いから離れて」
「やだ。いい匂いだし太陽なら大丈夫」
「なにそれ…歩きにくいし…疲れたから休ませてよ」
「りょーかい」
成宮は俺を軽々と持ち上げると、そのまま洗面台に向かって歩いて行く。俺の抵抗に1ダメージも食らってくれない。
俺が手を洗い終わると、また問答無用で持ち上げてきた。なんでお姫様抱っこなんだよ。俺の抵抗に1ダメージすら食らわない成宮に恥ずかしさでなんとかまた抵抗する。
「なんで抱っこしてんの…」
「休みたいんでしょ?歩かなくて済むじゃん笑」
「いや、……、…」
反論のしようがない成宮の言葉に、もはや俺は諦めて力を抜いた。そんな俺ににっこにこの成宮。
両親と拓兄と俺の弟の颯汰の前を、お姫様抱っこされた状態で通り過ぎる。
「「「太陽おかえりー笑」」」
「太陽にいちゃんおかえりー笑」
やたらにやにやした顔で俺を見てくる4人。見ないでくれ。
成宮は俺をソファに降ろすと、隣に座り俺の肩を抱き寄せて自分に寄り掛からせ、頭を撫でてきた。
「…拓兄にやれよ……」
なんだかんだ言って嫌がらない俺に成宮が言う。
「やだよ。俺は太陽だからやるの」
「……」
呆れた顔の俺に微笑む成宮。こういうことをさらっと言うからモテるのか…あ、俺にだけ言うんだった。
母のご飯できたよの声にテーブルに座ると、成宮も自然に俺の隣に座る。違和感がなすぎて一瞬気づかなかった。
「………え、成宮も一緒に食べんの?あ、」
察しがつき俺は今日の日付を見る。金曜日だと分かった瞬間、みんなが慣れた顔で言ってくる。
「週末だから椿は泊まって行きます」
拓兄の言葉に嫌そうな顔をする俺。内心少し嬉しいのは、口が裂けても言わない。
「久しぶりに夜も一緒に過ごせるな」
「油断してた…」
みんなが面白そうに俺達を見る横で、颯汰が言う。
「太陽にいちゃん口角上がってるー笑」
「嬉しいなぁ太陽?笑」
焦りながら否定する。
「はぁ、?!、いや別にうれしくねぇし…?!」
みんなが笑う。颯汰、まじ余計なことに気づかないでくれ。
「今日は一晩中ゲームしようぜ!」
拓兄の言葉にみんなが賛成する。今日の夜は楽しいだろうな………
ご飯も食べ終わって成宮が風呂から上がってきた。
「上がったー」
濡れた髪の成宮が出てくる。
「髪乾かせよ」
「めんどい。太陽が乾かしてよ」
「はいこれ」
「ありがと」
兄とやりとりをしていると、兄の友達が兄に話しかける。
「拓ー、…」
目が合う。
「…こんちわ」
「あ、成宮先輩。こんにちわ」
このそっけない態度の拓兄の友達が成宮。余裕そうな態度で、携帯を片手にもっている
部活がやっと終わり、家のドアを開ける。疲れているからか、急いだ足音が近づいてくる幻聴が聞こえる…
「はぁ…ただい」
俺の声は遮られてドアが勢いよく開いた。
「太陽!おかえり」
「…成宮…来てたんか」
部活終わりの汗をかいた俺でも嬉しそうに抱きしめてくる成宮。
「…、俺汗臭いから離れて」
「やだ。いい匂いだし太陽なら大丈夫」
「なにそれ…歩きにくいし…疲れたから休ませてよ」
「りょーかい」
成宮は俺を軽々と持ち上げると、そのまま洗面台に向かって歩いて行く。俺の抵抗に1ダメージも食らってくれない。
俺が手を洗い終わると、また問答無用で持ち上げてきた。なんでお姫様抱っこなんだよ。俺の抵抗に1ダメージすら食らわない成宮に恥ずかしさでなんとかまた抵抗する。
「なんで抱っこしてんの…」
「休みたいんでしょ?歩かなくて済むじゃん笑」
「いや、……、…」
反論のしようがない成宮の言葉に、もはや俺は諦めて力を抜いた。そんな俺ににっこにこの成宮。
両親と拓兄と俺の弟の颯汰の前を、お姫様抱っこされた状態で通り過ぎる。
「「「太陽おかえりー笑」」」
「太陽にいちゃんおかえりー笑」
やたらにやにやした顔で俺を見てくる4人。見ないでくれ。
成宮は俺をソファに降ろすと、隣に座り俺の肩を抱き寄せて自分に寄り掛からせ、頭を撫でてきた。
「…拓兄にやれよ……」
なんだかんだ言って嫌がらない俺に成宮が言う。
「やだよ。俺は太陽だからやるの」
「……」
呆れた顔の俺に微笑む成宮。こういうことをさらっと言うからモテるのか…あ、俺にだけ言うんだった。
母のご飯できたよの声にテーブルに座ると、成宮も自然に俺の隣に座る。違和感がなすぎて一瞬気づかなかった。
「………え、成宮も一緒に食べんの?あ、」
察しがつき俺は今日の日付を見る。金曜日だと分かった瞬間、みんなが慣れた顔で言ってくる。
「週末だから椿は泊まって行きます」
拓兄の言葉に嫌そうな顔をする俺。内心少し嬉しいのは、口が裂けても言わない。
「久しぶりに夜も一緒に過ごせるな」
「油断してた…」
みんなが面白そうに俺達を見る横で、颯汰が言う。
「太陽にいちゃん口角上がってるー笑」
「嬉しいなぁ太陽?笑」
焦りながら否定する。
「はぁ、?!、いや別にうれしくねぇし…?!」
みんなが笑う。颯汰、まじ余計なことに気づかないでくれ。
「今日は一晩中ゲームしようぜ!」
拓兄の言葉にみんなが賛成する。今日の夜は楽しいだろうな………
ご飯も食べ終わって成宮が風呂から上がってきた。
「上がったー」
濡れた髪の成宮が出てくる。
「髪乾かせよ」
「めんどい。太陽が乾かしてよ」

