あれは、私が何気なく始めたマッチングアプリでの出来事だった。
「趣味が合いそうですね!」
そうメッセージを送ってきたのは、「翔也(しょうや)」という男性。
プロフィール写真は爽やかな笑顔、趣味は映画鑑賞とカフェ巡り。
メッセージも丁寧で、「もしかして、当たりかも?」なんて期待してしまったのが間違いだった。
何度かメッセージをやり取りし、実際に会うことになった。
待ち合わせ場所は駅前のおしゃれなカフェ。
約束の時間ぴったりに現れた翔也は、写真通りの爽やかな見た目だった。
「初めまして、○○さん!」
「初めまして!」
最初は普通の会話だった。
「仕事は?」「休日は何してる?」なんて、お決まりのやつ。
ところが、話が進むにつれて、彼の"違和感"が次々と現れ始めた 。
---
**① こだわりが異常すぎる**
「俺、食べ物の咀嚼音がすごく気になるんだよね。だから、相手にも静かに食べてほしい」
「カフェの椅子、ちょっとギシギシするの気にならない?俺、そういう音、耐えられなくてさ。」
「お店の照明、暗すぎない?こういうの、すごくストレスなんだよね。」
会話の端々に、細かすぎるこだわりが爆発。
もはやカフェデートを楽しむどころではない。
「じゃあ、理想のカフェってどんな感じなの?」と聞くと、彼は真顔で言った。
「個室で、完全防音で、BGMはクラシック。あと、テーブルと椅子は適度な硬さがあって、温度は22.5度固定が理想かな」
いや、それもうカフェじゃない。
さらに驚いたのは、彼がカフェの店員さんに対しても異常なほど神経質だったことだ。
「このカップ、ちょっと汚れてない?新品に交換してもらっていいですか?」
「注文したのとちょっと違うんですけど。ちゃんと確認してくれました?」
店員さんが申し訳なさそうに対応するのを見ながら、私はいたたまれない気持ちになった。
この人、ちょっと神経質すぎるかも……。
---
**② 元カノの話が多すぎる**
「前の彼女は、すぐ泣くタイプでさ~!」
「元カノは料理が下手で、俺が全部作ってたんだよね~」
「正直、付き合うなら家庭的な子がいいな。元カノは全然ダメだったし~」
いやいや、元カノエピソード多すぎでしょ。
こっちは初対面なんだけど!?
「ていうかさ、俺の元カノに似てるんだよね」
「え?」
「雰囲気とか、話し方とか……。でも、○○さんのほうが性格は良さそう!」
怖い怖い怖い。なんか比較されてるし、もしかして私、元カノの代わりにされようとしてる……?
最初は「へえ、そうなんだ」と流していたものの、話が進むにつれ、どんどん元カノ批判がエスカレートしていった。
「前の彼女、服のセンスが壊滅的でさ。ダサいのに自分ではおしゃれだと思ってて、見ててつらかったんだよね。」
「一回、元カノが俺のスマホ勝手に見たことがあって、それでめっちゃ束縛してきたんだよ。マジで面倒だった~」
……え?スマホを見られるってことは、何かやましいことでもしてたの?
突っ込みたい気持ちを抑えながら、私はそろそろ帰りたくなっていた。
---
**③ デートの後、無理やり家に誘われる**
食事が終わって解散かと思いきや、翔也が言った。
「この後、俺ん家で映画でも観ない?」
いや、ないないない!!!
「今日はやめとくね」と断ると、急に不機嫌に。
「えー、俺、こういうのダメな子無理なんだよね。」
「警戒しすぎじゃない?普通、映画くらい見るでしょ。」
「じゃあ、せめて駅まで一緒に歩こうよ。」
もう完全にアウト。
私は「ごめんね、また連絡するね!」と適当にかわして逃げるように帰った。
もちろん、即ブロック。
---
**④ その後のストーカー行為**
「ブロックしたし、もう大丈夫でしょ」と思っていたら甘かった。
翌日、私のインスタのフォロリクが飛んできた。
……翔也から。
「え、怖っ!」と思って無視すると、次はTwitter。
さらに無視すると、Facebook。
極めつけは、会社の最寄り駅で偶然を装って「おはよう!」と話しかけられたこと。
「え、なんでここに?」
「え?○○さんの職場、ここら辺って言ってたじゃん!」
いや、言ってない。確実に言ってない。
この時点で私は本気で怖くなり、友達に相談。
SNSを全消しし、最寄りの警察署に行って「相談カード」なるものを作ってもらった。
帰宅後、しばらくはホッとしていた。
しかし、数日後——。
その後、知らない番号からメッセージが届いた。
《○○さん、なんでブロックするの?俺、何か悪いことした?》
《俺、本気で○○さんのこと好きだったのに、そんな扱いひどくない?》
《俺を傷つけるようなことして、後悔しない?》
いやいや、怖すぎるでしょ!!!
「ねえ、なんで返信くれないの?」
「もしかして俺、何か悪いことした?」
「一回会っただけでブロックするって、ありえなくない?」
……ゾワッ。
無視し続けていると、今度は知らない番号からの着信が何度も鳴るようになった。
さすがに怖くなり、アプリの運営に通報し、警察にも相談することに。
「これ以上連絡を続けるなら、警察に通報します」
と送ると、ようやく連絡が途絶えた。
私は心底ホッとしながら、もう二度とマッチングアプリで安易に人を信じるのはやめようと決意した。
---
**マッチングアプリにはヤバい男がいる**
マッチングアプリには素敵な出会いもあるけど、こういう「ヤバい男」も混じってるんだな、と痛感した出来事だった。
みんなも、どれだけ最初の印象が良くても、違和感を覚えたらすぐに逃げること!
「ちょっと変かも?」が「めっちゃヤバい」になること、あるからね!!
慎重に見極めることが大事だと心から思ったし、何より「違和感を感じたらすぐに引くこと」の大切さを学んだ。
皆さんも、気をつけてくださいね——。
「趣味が合いそうですね!」
そうメッセージを送ってきたのは、「翔也(しょうや)」という男性。
プロフィール写真は爽やかな笑顔、趣味は映画鑑賞とカフェ巡り。
メッセージも丁寧で、「もしかして、当たりかも?」なんて期待してしまったのが間違いだった。
何度かメッセージをやり取りし、実際に会うことになった。
待ち合わせ場所は駅前のおしゃれなカフェ。
約束の時間ぴったりに現れた翔也は、写真通りの爽やかな見た目だった。
「初めまして、○○さん!」
「初めまして!」
最初は普通の会話だった。
「仕事は?」「休日は何してる?」なんて、お決まりのやつ。
ところが、話が進むにつれて、彼の"違和感"が次々と現れ始めた 。
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**① こだわりが異常すぎる**
「俺、食べ物の咀嚼音がすごく気になるんだよね。だから、相手にも静かに食べてほしい」
「カフェの椅子、ちょっとギシギシするの気にならない?俺、そういう音、耐えられなくてさ。」
「お店の照明、暗すぎない?こういうの、すごくストレスなんだよね。」
会話の端々に、細かすぎるこだわりが爆発。
もはやカフェデートを楽しむどころではない。
「じゃあ、理想のカフェってどんな感じなの?」と聞くと、彼は真顔で言った。
「個室で、完全防音で、BGMはクラシック。あと、テーブルと椅子は適度な硬さがあって、温度は22.5度固定が理想かな」
いや、それもうカフェじゃない。
さらに驚いたのは、彼がカフェの店員さんに対しても異常なほど神経質だったことだ。
「このカップ、ちょっと汚れてない?新品に交換してもらっていいですか?」
「注文したのとちょっと違うんですけど。ちゃんと確認してくれました?」
店員さんが申し訳なさそうに対応するのを見ながら、私はいたたまれない気持ちになった。
この人、ちょっと神経質すぎるかも……。
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**② 元カノの話が多すぎる**
「前の彼女は、すぐ泣くタイプでさ~!」
「元カノは料理が下手で、俺が全部作ってたんだよね~」
「正直、付き合うなら家庭的な子がいいな。元カノは全然ダメだったし~」
いやいや、元カノエピソード多すぎでしょ。
こっちは初対面なんだけど!?
「ていうかさ、俺の元カノに似てるんだよね」
「え?」
「雰囲気とか、話し方とか……。でも、○○さんのほうが性格は良さそう!」
怖い怖い怖い。なんか比較されてるし、もしかして私、元カノの代わりにされようとしてる……?
最初は「へえ、そうなんだ」と流していたものの、話が進むにつれ、どんどん元カノ批判がエスカレートしていった。
「前の彼女、服のセンスが壊滅的でさ。ダサいのに自分ではおしゃれだと思ってて、見ててつらかったんだよね。」
「一回、元カノが俺のスマホ勝手に見たことがあって、それでめっちゃ束縛してきたんだよ。マジで面倒だった~」
……え?スマホを見られるってことは、何かやましいことでもしてたの?
突っ込みたい気持ちを抑えながら、私はそろそろ帰りたくなっていた。
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**③ デートの後、無理やり家に誘われる**
食事が終わって解散かと思いきや、翔也が言った。
「この後、俺ん家で映画でも観ない?」
いや、ないないない!!!
「今日はやめとくね」と断ると、急に不機嫌に。
「えー、俺、こういうのダメな子無理なんだよね。」
「警戒しすぎじゃない?普通、映画くらい見るでしょ。」
「じゃあ、せめて駅まで一緒に歩こうよ。」
もう完全にアウト。
私は「ごめんね、また連絡するね!」と適当にかわして逃げるように帰った。
もちろん、即ブロック。
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**④ その後のストーカー行為**
「ブロックしたし、もう大丈夫でしょ」と思っていたら甘かった。
翌日、私のインスタのフォロリクが飛んできた。
……翔也から。
「え、怖っ!」と思って無視すると、次はTwitter。
さらに無視すると、Facebook。
極めつけは、会社の最寄り駅で偶然を装って「おはよう!」と話しかけられたこと。
「え、なんでここに?」
「え?○○さんの職場、ここら辺って言ってたじゃん!」
いや、言ってない。確実に言ってない。
この時点で私は本気で怖くなり、友達に相談。
SNSを全消しし、最寄りの警察署に行って「相談カード」なるものを作ってもらった。
帰宅後、しばらくはホッとしていた。
しかし、数日後——。
その後、知らない番号からメッセージが届いた。
《○○さん、なんでブロックするの?俺、何か悪いことした?》
《俺、本気で○○さんのこと好きだったのに、そんな扱いひどくない?》
《俺を傷つけるようなことして、後悔しない?》
いやいや、怖すぎるでしょ!!!
「ねえ、なんで返信くれないの?」
「もしかして俺、何か悪いことした?」
「一回会っただけでブロックするって、ありえなくない?」
……ゾワッ。
無視し続けていると、今度は知らない番号からの着信が何度も鳴るようになった。
さすがに怖くなり、アプリの運営に通報し、警察にも相談することに。
「これ以上連絡を続けるなら、警察に通報します」
と送ると、ようやく連絡が途絶えた。
私は心底ホッとしながら、もう二度とマッチングアプリで安易に人を信じるのはやめようと決意した。
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**マッチングアプリにはヤバい男がいる**
マッチングアプリには素敵な出会いもあるけど、こういう「ヤバい男」も混じってるんだな、と痛感した出来事だった。
みんなも、どれだけ最初の印象が良くても、違和感を覚えたらすぐに逃げること!
「ちょっと変かも?」が「めっちゃヤバい」になること、あるからね!!
慎重に見極めることが大事だと心から思ったし、何より「違和感を感じたらすぐに引くこと」の大切さを学んだ。
皆さんも、気をつけてくださいね——。



