婚活中毒

 それで、何度失敗してきただろう。

「じゃあ……会ってみようかな」
「その意気だよ、亜沙美」
「私たち、亜沙美の婚活がうまくいくように応援してるからね」
 
「姫果。その、彼に会うの……お願いしてもいい?」
「もちろん!」
 
「ちなみにその人の写真ってさ――」
「うん」
「あ、やっぱりいい。会ってからのお楽しみにする」

 三人が一斉に亜沙美を見る。
 
「おおーっ!」
「亜沙美ちゃん、成長した!」
「ちょっと! 今までどんだけダメだったみたいに言うのよ!」

 四人の笑い声が、昼下がりのカフェに響いた。