青春という名の学校生活は一日一日を時に長く感じることもあった。
 でも、視界から映すこの現実はダイジェストムービーが流れているかのようにあっという間に過ぎていく。
 そして、私にとっての青春は今年で最後。
 
 偽って、隠して、溜め込んで。
 全部我慢したまま生きてる馬鹿な私。

 学校という場所が、狭い空間に敷き詰めるように十人十色の生徒のひとりとして過ごす教室が嫌いだった。

 毎日が憂鬱で、なにも変われない日々を送る。

 このまま終わっていいの?
 駄目でしょ。
 
 行動に移せぬまま。

 そうやっていつも、心の中では思っていた。