「あ、先輩って。もしかしてつきあってるひといないんですか?」
「なあに、恋人立候補? いいけど……きみはもうバイト始めてる? あ、まだなんだ。じゃあ、俺の口座にきみのバイトの初任給振り込んでくれたら、付き合うの考えてあげるね」
「え……クズ先輩って呼んでもいいですか?」
「ご自由に、どうぞ。……でも、これまでは女の子にヒモって呼ばれることが多かったから、なんか新鮮だな〜。きみって、面白いね」
頭を撫でてきた先輩に、ばかなんですか? なんてその場では生意気に返したくせに……。
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