どうか、先輩だけは幸せにならないで















「ね、きみはアルティメット紙飛行機の作り方とか憶えてたりしない?」







「いや、そんなダサい名前の紙飛行機を作った憶えはないです」






「え、ジェネレーションギャップなんだけど」







「たった二年でジェネレーションギャップもクソもあって堪りますか」






「そう? 意外とあるものだよ。きみの頃のプリキュアっていつの子だった?」





「わたしは三か四代目のプリキュアの、えーっと、あの五人いた」






「ふーん。あ、僕そもそもプリキュア見てなかったから、わからないや」





「は、もしかして。ふざけてやがりますか?」









 今度は先輩が首を半端に傾けた。
 肯定とも否定ともとれない角度で。