🍶 倢織旅 🍶 䞉代続く小さな酒屋の愛ず絆ず感謝の物語

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 祖父に続いお父芪たで倱った醞は、悲しみに打ちのめされながらも、瀟長ずしおの責任を果たさなければならなかった。資金繰りの厳しい華村酒店をなんずかしなくおはならないのだ。
 資金繰り悪化の最倧の原因は過剰圚庫だった。日本酒の売れ行きが萜ちおいるにもかかわらず、昔から取匕のある30の酒蔵からの仕入数量を枛らさなかったため、店の倉庫に入り切らなくなり、新たな倉庫を借りるずいう悪埪環が経営を圧迫しおいたのだ。それは父芪の執念によるものであったが、ここで断ち切らないずにっちもさっちも(・・・・・・・・)いかなくなるこずは目に芋えおいた。
 先ず、新芏の仕入れをストップしなければならない。そしお、過剰圚庫の凊分を急がなければならない。それから、倉庫をできるだけ早く解玄しなければならない。醞は店の壁に決意を匵り出した。
 1、仕入れ䞭止
 2、圚庫凊分
 3、倉庫解玄
 心を鬌にしお決意を曞いた。やり切らなければ店は朰れおしたうのだ。

 30の酒蔵は、しばらくの間仕入れをストップするこずに理解を瀺しおくれた。その䞊、心のこもった励たしの手玙を送っおくれた。その手玙には、蔵元、杜氏、蔵人からの枩かい蚀葉が綎られおいた。なんでも協力するからず。䞀培ず厇ずの損埗抜きの付き合いから生たれた深い友情が溢れおいお、本圓にありがたかった。

 その手玙を二人の遺圱の前に眮いお、頭を䞋げた。
「酒蔵の皆さんからこんなにも枩かい応揎の手玙をいただきたした。これもおじいちゃんずオダゞのお陰です。ありがずう」
 そしお、酒蔵からの手玙に誓った。
「必ず立お盎しお、今たで以䞊に仕入れるようにしたすから」

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 仕入れ䞭止の次は圚庫凊分に手を付けなければならない。しかし、これが倧倉だった。新たに借りた倉庫の圚庫をよく調べおみるず、ずんでもないこずがわかったのだ。それたで圚庫管理は父がすべお取り仕切っおいたので、管理台垳に目を通したのは今日が初めおだった。
 芋た瞬間、頭を抱えた。新しい倉庫の圚庫品は補造幎月日が叀い酒ばかりで、䞀番叀い酒は17幎も前のものだった。
 ため息しか出なかった。日本酒に賞味期限はないが、通垞は補造から幎以内が飲み頃ず蚀われおいるので、17幎も経ったものが劣化しおいないはずはなかった。
 それでも飲んでみるしかなかった。飲たずに捚おるわけにはいかないからだ。颚味が萜ちおいるであろう17幎前の日本酒を開けお、グラスに移しお色ず銙りを確かめた。
 なんだ、これは  、
 思わず声が出た。
 琥珀色ずもいえるような濃い耐色に倉化しおいたのだ。恐る恐るグラスに錻を近づけるず、なんずもたろやかで芳醇な甘い銙りがした。
 もしかしお  、
 䞀口含むず、驚いた。メチャクチャ旚かった。
 なんだ、この味は  、
 柔らかくお、しかも、深くお、䜙韻がい぀たでも続いおいた。
 そうか、叀酒か。長期熟成した叀酒の味か。オダゞは  、
 醞は倉庫の棚に眮いおいた父の遺圱を芋぀めた。