美玲の部屋はチェーンソー・ヤイバグッズとセラプリのグッズで溢れている。壁にはポスターにカレンダー。カレンダーは月が変わる事に破いて、それをポスターにして、壁に貼る。だから壁も天井も、ポスターで埋め尽くされている。お父さんに組み立ててもらったラックにも、ヤイバやミネ、敵の親玉ドクター・デルタのフィギュアがぎっしり。ゆーくんをこの部屋に入れたのは初めてだ。
さあ、美玲には大博打だ。愛しい男の子に、自分のアイデンティティを認めてもらう為の。そして、ゆーくんは……引いたりしてない……ように見える。
(……よしっ! まずは第一関門突破! まあ、ボクと仲良くなるには、こんなところでつまづいてほしくないもんねー)
それから……次は、話すのだ。チェーンソー・ヤイバのことを、たくさん。たくさん。……そしてその次は言うのだ。今日こそ言うのだ。……好きです、と。
ミネだって、ヤイバの戦友で幼なじみのセイバーに、告白していた。美玲だって……
……
それから、二時間が経った。気がつくと美玲は、ずーっと、しゃべっていた。その事に気づいたのは、夕方五時の愛のチャイムが聞こえてきたから。
ゆーくんは、ずっとにこにこしたまま。
さあ、美玲には大博打だ。愛しい男の子に、自分のアイデンティティを認めてもらう為の。そして、ゆーくんは……引いたりしてない……ように見える。
(……よしっ! まずは第一関門突破! まあ、ボクと仲良くなるには、こんなところでつまづいてほしくないもんねー)
それから……次は、話すのだ。チェーンソー・ヤイバのことを、たくさん。たくさん。……そしてその次は言うのだ。今日こそ言うのだ。……好きです、と。
ミネだって、ヤイバの戦友で幼なじみのセイバーに、告白していた。美玲だって……
……
それから、二時間が経った。気がつくと美玲は、ずーっと、しゃべっていた。その事に気づいたのは、夕方五時の愛のチャイムが聞こえてきたから。
ゆーくんは、ずっとにこにこしたまま。

