「あらどうも、お越しいただきありがとうございます。すいません、お電話してしまい」
からから、とききょう先生が校庭側の窓を開ける。
「いえいえ、こちらこそ申し訳ございませんでした……ゆうちゃん。大丈夫?」
お母さんがゆうの名を呼びながら入ってきた。ゆうは泣きはらして真っ赤な目でお母さんを見た。お母さんはベッドから体を起こしたゆうを抱きしめた。
「生理……来ちゃったか……」
「いちばん……なって欲しくなかったのが来ちゃった」
「そうね……そうだよね。ゆうちゃんは……男の子だもんね」
お母さんの声が震えている。
涙してくれている人がいる……ゆうは、冷えきった心が少し温まった。
「帰ろっか……ありがとうございました」
「いえいえ。お気をつけて。保健室ではゆうくんの心の悩みも受け付けておりますので」
からから、とききょう先生が校庭側の窓を開ける。
「いえいえ、こちらこそ申し訳ございませんでした……ゆうちゃん。大丈夫?」
お母さんがゆうの名を呼びながら入ってきた。ゆうは泣きはらして真っ赤な目でお母さんを見た。お母さんはベッドから体を起こしたゆうを抱きしめた。
「生理……来ちゃったか……」
「いちばん……なって欲しくなかったのが来ちゃった」
「そうね……そうだよね。ゆうちゃんは……男の子だもんね」
お母さんの声が震えている。
涙してくれている人がいる……ゆうは、冷えきった心が少し温まった。
「帰ろっか……ありがとうございました」
「いえいえ。お気をつけて。保健室ではゆうくんの心の悩みも受け付けておりますので」

